合気道京都武育会 西宇治道場 本文へジャンプ
合気道とは
 大東流合気柔術と日本古来の武術各流派を元に開祖植芝盛平翁によって合気道は確立され、現在は植芝守央道主を中心とする公益財団法人「合気会」により継承・発展を続けている日本がオリジナルの武道。性別年齢に関係なく楽しく稽古できるため、日本はもとより世界各地にも広がっています。

当会の所属について
 当会は合気会傘下組織の一つである、藪内啓壽師範(七段)指導の大和武育会の支部道場です。
 大和武育会の代表である藪内師範は大阪武育会の国際部指導部長として長年にわたり活躍してこられましたが、2017年に大和武育会として公益財団法人合気会の直接の傘下組織となり、当会(京都武育会)は引き続き藪内師範にご指導いただいております。
 その変更にともない、当会の所属は大阪武育会より大和武育会所属となりましたが、同じ合気会傘下であり、藪内師範自体が変更後も大阪武育会の常任理事もされているため、実質的にはあまり大きな変更はありません。

 大阪武育会は故小林裕和師範により興された団体で、現在の武育会の日本国内支部道場は、一般道場59、大学などの部26、他に大学のOB会などの同好会的な集まりなどと、海外を中心に多数の間接的な道場から構成されています。(注:15年以上前のデータです)
主な関連海外道場所在国:
スペイン・イタリア・フランス・スイス・ニュージーランド・ニューカレドニア・パナマ・コスタリカ、他


合気道の特徴
 相手が攻撃してきた力を利用して技をかけるのですが、具体的には攻撃によって生じる隙をつくということと、攻撃をかわしながら受け流すことで相手の体勢を崩すことによって技をかけます。
 そのため、あくまでも防御のための技であり、基本的にこちらから先に攻撃する技はありません。

 これはあくまでも身を守るためという理念からきていますので、スポーツにみられるような試合はありません。
 一つの目標として、段・級位制はありますが、試合自体がないので勝ち負けにこだわったり、力づくで技をかけたりといった稽古をする必要はありませんし、各自の目的に合わせて各々の都合でマイペースに稽古を楽しんでいただければ大丈夫です。

 稽古中においても特に受身の際には全身運動になりますし、昔の日本人の身体が捻じれない歩き方・身体操法(足と腕、同じほうが前に出る)を基本とした技ですので、頭では理解できても自分の身体なのに上手くできないといったことにより、頭の体操にもなりますので、健康維持や体調管理的にも適しています。

当道場について
 合気道は、先生ごとに考えや道場の目的や教える内容、それに同じ技でも大きく違いがあります。
 例えるなら、同じ塩ラーメン、味噌ラーメンといっても、店によって味が大きく違うのと同じようなものです。
 どちらが正しい、間違っているというものではなく、各自の好みの問題ですので、自分に合う先生を選ぶのがよいと思います。
 当道場では、合気道の稽古を通してさまざまなことを学び、心身の成長や練磨を目的としています。
 その中でも重視しているのは、自分が楽しいことはもちろんですが、稽古相手にも楽しんでもらえるような、双方が楽しめるように稽古することです。
 一人でも多くの人といい出会いができるような、そんな人たちのサロンのような道場を目差しています。

技について
 合気道というと、気で相手を倒すとか、ほとんど触れていないのに技がかかるような不思議な武道というイメージのかたもおられると思いますが、当方ではそのような超能力や魔法かマジックのような達人技はできませんし、まったくそのような技は目指してもおりません。
 当方で稽古している技は、故小林裕和師範の教えに基づいた、大きな動き(特に円)をできるだけ必要最小限の動きとすることにより、より隙を少なくかつ効果的に実際に誰にでもかけることができる技です。

 趣味だからこそ、真面目に取り組み、思いっきり楽しみ、楽しいから続け、継続するから上達し、稽古の中で心身ともに成長する。そんな合気道をきっかけとした出会いと人間的な成長を重視している道場ですので、よかったらぜひ一度お越し下さい。


・合気会の支部道場としての正式認可にともない、2006年5月創立当初の「合気道西宇治クラブ」の名称を「京都武育会 西宇治道場」と改名。(2008/2/4)